証券監督者国際機構(IOSCO)「金融指標に関する原則」の実施状況に関する報告書の公表について

平成26年7月23日

 各  位

一般社団法人全銀協TIBOR運営機関

理事長 和仁亮裕

 金融安定理事会(FSB)から、本年4月11日を評価基準日として、LIBOR、EURIBOR、TIBORの各指標の運営機関のIOSCO原則の実施状況に関する報告書が公表されました。

 一方で、当法人では、本年7月4日を基準日として、去る7月7日にIOSCO原則の遵守状況について自主評価を公表しており、本年4月1日の当法人設立後に実施した各種施策も踏まえて、19原則におよぶIOSCO原則について概ね遵守する状況に至っていると評価しております。また、今後の課題としては、無担保コール市場での銀行間の取引データ等を収集する仕組みを構築し、データ分析を更に進めていくことを検討することを掲げております。

 公表された報告書と、先に当法人が公表した自主評価との間には、別紙のとおり、一部差異が生じておりますが、それらは評価基準日が異なるために生じているものと考えられます。具体的には、IOSCOによる評価が実施された本年4月11日以降、自主評価の本年7月4日までの間、当法人では同原則への対応を鋭意進めてきたため、全6原則において自主評価がより高い評価となっております。

 なお、原則6(指標の設計)、7(データの十分性)、9(指標決定の透明性)への対応につきましては、データ収集および事後検証の検討を進めていくことで、IOSCO原則を遵守できるよう引き続き対応して参ります。

 当法人では、IOSCO原則に則った態勢の整備・運営を徹底することを通じて、全銀協TIBORの信頼性・透明性の維持および向上に努め、全銀協TIBORが同原則に則った指標として国際的にも認知され、円金利の代表的な指標として引き続き広く利用されるよう、FSB等における国際的な議論も勘案しつつ、運営強化の取り組みを継続して参ります。

以 上

(照会先)

 一般社団法人全国銀行協会 企画部広報室 小倉、山田 Tel 03-5252-3722

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